2008年04月27日
08関西リーグ(2部) 滋賀FC-BSC HIRA
[Blog 「Centrale=湖魂=」より転載]
■関西リーグ(2部) 第3節
『滋賀FC 3-4 BSC HIRA』
得点者:岩田2・谷口 (滋賀)
得点者:若松・高内2・原ノ園 (HIRA)
天気:晴 気温:--℃ 観衆:約120人
今月13日に開幕した関西リーグもこの試合が第3節。
ここまでの会場がすべて滋賀県内となり、滋賀FCにとって4月は地の利のある「滋賀ステージ」。
第4節からはしばらく滋賀県外での試合となるため弾みをつけるために今日までの3試合を全勝したいところ。
対するは滋賀FCと同じく今季から関西リーグに加盟しているBSC HIRA。
昨シーズンは計5回対戦している勝手知ったる相手ながらも、HIRAは大学生を主体とするチームのため年度が替わると戦力が一変するのが恐ろしいところ。
昨年のイメージで戦いを挑むとまったく違った答えが返ってくる可能性もあり注意が必要。
滋賀FCは、開幕前に多く抱えていた故障者が順調に回復し、戦力的にレベルアップが図られている。
ただ、守備の中心選手の一人であるキャプテンの上田晋也が軽い怪我のためこの試合を欠場。
変わりに木村丈介が先発として入る。 守備はディフェンスラインを統率する谷口を中心にっサイド突破のスペシャリスト奥村と木村という3バック。
ボランチには前川賢司がほぼベストな体調で配置されている。
彼も開幕前に背骨を骨折していたが、脅威の回復力で完治。プレーだけでなく治癒能力も人並みはずれたものを持つ選手だ。
攻撃は岩田を先頭に本間・梅辻が連動してバランスをとる。
ディフェンスに多少の不安があるながらも全体的にバランスがとれてきた布陣で臨む一戦。

■怪我をも克服する脅威の肉体をもつ前川 サッカーに対する姿勢は滋賀FFCで一番

■攻撃意識が非常に高く足元の精度も高い奥村

■一人で状況を打開できるテクニックを持つ西﨑
いままでの2試合、常に先制を許し、さらに不注意から失点を重ねるというパターンがあったので、今日は出足から確実にボールを落ち着かせる試合運びをすることがもとめられた。
キックオフから浮ついた動きは一切なく、ボールキープからしっかり確実に攻めあがる意識を徹底させポゼッションを高める滋賀FC。
中盤の西﨑がHIRAの守備陣をかく乱させひとりで責めあがる活躍。
昨年まで在籍していた攻撃力の高い西畑の代わりとなるには十分な動きを見せた。
(今日の試合、MIOびわこに移籍した西畑も観戦に訪れていた)
キックオフから多彩な攻めでHIRAゴールに襲い掛かり、
エース岩田が大活躍、5分にゴール前でボールを受けてシュート、10分に相手の裏をすり抜けて鋭いシュート、15分にセンタリングをダイレクトボレー、28分には前川の蹴るFKに合わせてボレーと、技術の高さを披露する。
滋賀FCにゆさぶられたHIRAはファウルで対応するのがやっとだったが・・・
32分に、中盤でインターセプトしたHIRAが一気にカウンター、滋賀FCディフェンス陣が体制を整えようと下がった隙をみて21番若松がループシュート。
ボールはGK松岡の頭上を超えゴールネットを揺らした。
またしても先制を許してしまった滋賀FCだが、時間が早かったことと、自分たちのサッカーができていることから取り乱すことなくまずは同点に追いつくべく試合を再開させる。
その直後、34分に左サイドに展開した岩田に中盤からボールが供給される。
岩田にはDF2人がついていたがそれを綺麗にかわし、さらにGKの位置を冷静に見極めてしっかりとゴール右隅に押し込むシュート。
非常に美しい流れで同点においついた。
この時点で雰囲気は完全に滋賀FCのものだったのだが・・・
前半39分にまたしてもカウンターからHIRAにゴールを許してしまう。
これも中盤でボールを奪われ完全に裏をつかれ、DF陣が対応する前にシュートを打たれ1-2。
このまま前半を終了した。
なんとか逆転したい後半。
開始早々に悪夢が襲う。
後半4分、素早く攻めあがるHIRAのFWをDF木村がケアする。
ペナルティエリア内で木村が相手のボールをクリアすべく身体を入れてスライディング。
これで相手が倒れ、ホイッスルが鳴る。 木村にはレッドカード、そしてPKの指示。
“あきらかにボールにいっている”ディフェンスなのに判定はファウルとなってしまった。
猛抗議するGK松岡の言い分も聞かれず木村は退場、そしてPKを与える結果になった。
このPKに対し、怒り心頭の松岡は意地でシュートを跳ね返したがこぼれ球を押し込まれて3得点目。
1-3という2点ビハインドに加え、よろしくない空気が漂うピッチ上。
一気に緊張感が高まった。
木村の穴を埋めるべく、監督はすぐに動いた。
MF本間を下げ、代わりに投入されたのは今季新加入のDF門岩敬太。
この選手はびわ湖成蹊スポーツ大出身で、スピードとフィジカルの高さを備え持つ逸材。
その技術力の高さからJリーグの某クラブからも声がかかったほど。
しかし怪我などがあり、今季はその活躍の場に滋賀FCを選んでくれた。
リハビリが続く中、徐々に調子を取り戻しいよいよこの試合でデビューを飾った。
実戦から遠ざかっていたことと、急な起用のため、ベストな状態ではなかったが、それでも守備意識の高さは際立った。
彼の完全復帰ともなれば滋賀FCの守備力は一気に高まるだろう。

■更なる成長が期待できる門岩敬太
さらに続けて橋爪→土井に選手交代。
守備も攻撃もできるユーティリティプレーヤーの起用で1人減ったチームの穴を埋めにかかる。
その甲斐あって、13分に岩田が1点を返す。サイドからのボールに素早くボレーで打ち返した岩田のゴールは相手DFに当たってゴールネットを揺らした。
その直後にはサイドからゴール前につめていた土井にボールが供給されバックヘッド。惜しくもボールはGKがクリアしたがさらに攻め続けるイメージを持たせるには十分だった。
後半も中盤にはいるとMF保田のスタミナ切れが目立ってくる。彼は昨年まではスーパーサブとして起用されることが多かったが今季からスタメンフル出場にコンバートされ、監督の鬼のような指導のもと脅威のスタミナを身につけてきた。
しかしこの試合では後半からスタミナ切れと、過度に攻撃意識を持ってしまったが故に守備能力が低下しインターセプトされる場面が目立った。
保田の魅力はかつての梅辻のような中盤からの勢いある攻撃力だったが、今日の試合に限ってはそれがマイナスポイントになってしまった。
その保田のミスから相手にボールが渡り、一気にカウンターを食らう。
後半20分、HIRA原ノ園が完全にフリーになりそのままゴールを決められてしまう。
2-4。またしても2点差に広がった。
しかし試合の主導権は滋賀FCにあり、HIRAは自分たちでボールをキープするということが出来ない。
それに乗じて滋賀FCはリスクを犯して前がかりになる。
後半24分に梅辻に代えて長身の前田を投入。
キレのある岩田と高さの前田、それに西﨑の中央突破、土井・奥村のサイドアタックというすべての方向から攻撃がしかけられる攻撃スタイルでHIRAに襲い掛かる。
HIRAはファウルの応酬でとめるのがやっと。
しかしこの試合、もうひとつの刺客が審判団だった。
冷静さと統一感のないジャッジが滋賀FCを苦しめる。 試合展開だけでなく、選手の身体そのものを守れないジャッジは審判の性質を疑わざるを得ない。
また主審・ラインズマンとも試合を見ていない場面も多々あり、不信感は募るばかり。
後半28分、畳み掛けるような攻撃から得たコーナーキック。
左サイドからコーナーをファーサイドにつめていた谷口がここしかないという判断力と正確なキックでボレーシュートを決め3-4。
あと1点というところまで追いつく。
その後も34分に西﨑のミドルループシュートなど見所は満載だったものの、徐々にHIRAが守備固めにはいり、攻めにくくなる。
最後まで責めの意識を崩さなかった滋賀FCだが、無常にも終了のホイッスルが吹かれ3-4で試合終了。
非常に悔しい結果となってしまった。
試合後は、まるでトーナメント戦に敗れたかのようにピッチに崩れ落ちる選手たち。
監督は審判団に抗議するなど、熾烈な試合を象徴する光景が見られた。

■守備意識を高めた土井も光り輝くドリブル(通称「テツドリ」)は健在
しかし今日の試合、選手には非がなく自分のできる最大限のプレーを見せてくれたことを評価したい。
試合後、うなだれ下を向く選手たちをサポーターは笑顔で出迎え、次の試合に目を向けるよう声援を送った。
滋賀ステージ3連勝で関西の大海原に出るという目標ははかなくついえたけれども、この試合は3連勝に匹敵するものだったので悲観はしない。
次に滋賀FCが滋賀県内で試合をするのは6/7のびわこ成蹊大でのルネス戦、そしてビッグレイクでの試合は6/29のエルマーノ戦までないが、素晴らしい戦績を土産に滋賀に凱旋してくれることを信じて疑わない。
**************************************************************
個人的なことになりますが、この試合が私Ma-ny。の、
「滋賀県在住滋賀県民」としてサポートできる最後の試合となりました。
結果は残念でしたが、いいサッカーを見せてくれた選手たちには本当に感謝しています。
試合後、思いもしないサプライズで選手・スタッフのみなさんがサポーター席に寄ってきていただき、激励の言葉をいただきました。
さらに、個人的に気に入っている土井選手より、昨年まで着用していたユニフォームを、それも選手のメッセージ入りでいただきました。
思ってもいない出来事だったので思わず感極まってしまいましたが、その気持ちがとてもうれしかったです。

かつて私がJリーグ某クラブのサポーターをしていた頃に、サポーターのリーダーだった方から言われた言葉があります。
「サポーターというものは見返りを求めてはいけない」
唯一、見返りとしてもらってもいいものは「チームの勝利」という戦利品だけだと。。。
以来、常にこの言葉をバイブルとしてサポーター人生を送ってきました。
滋賀FCに関わるようになり、よりサポーターと選手が身近になりましたが、適度な距離感だけは保ちながらお互いが成長できるようにと活動してきました。
今回、こういった「形」をいただくというのは自分の理念には反するのかもしれませんが、ユニフォームに書かれた言葉、選手の気持ちをいただくということで受け取らせていただきます。
また、これは私Ma-ny。にではく、滋賀FCを応援するすべてのサポーター、関係者にいただいたものだと思いますので、大事に保管させていただきます。
今いちばん無念に思うのは、今までどおりのサポートができないこと、練習見学やTM見学はほぼできなくなることです。
具体的な行動でサポーターであることを示せなくなるこれからは、精神面でどこまでクラブを支えられるかというサポーターの本質に関わる部分が主となるとおもいますので、いろいろなジレンマに屈することなく滋賀FCを愛し続けたいと思います。
このような場をおかりしてではありますが、
滋賀FC選手・スタッフのみなさま、一緒に応援してくださったサポーターのみなさま、このブログを通じて滋賀FCに注目してくださったすべての皆様にお礼申し上げます。
これからはみなさんが主となって滋賀FCを盛り上げてください。
もちろん、私も一生滋賀FCサポーターであり続けますし、可能な限り試合会場には駆けつけます。
数年後、私が滋賀県に帰ってきたとき、滋賀FCがもっと上のカテゴリーで活躍し、滋賀FCを支える環境も整い、そして今活躍している選手たちがさらに成長して上のカテゴリーでも主力として活躍していてくれることを願います。
■関西リーグ(2部) 第3節
『滋賀FC 3-4 BSC HIRA』
得点者:岩田2・谷口 (滋賀)
得点者:若松・高内2・原ノ園 (HIRA)
天気:晴 気温:--℃ 観衆:約120人
今月13日に開幕した関西リーグもこの試合が第3節。
ここまでの会場がすべて滋賀県内となり、滋賀FCにとって4月は地の利のある「滋賀ステージ」。
第4節からはしばらく滋賀県外での試合となるため弾みをつけるために今日までの3試合を全勝したいところ。
対するは滋賀FCと同じく今季から関西リーグに加盟しているBSC HIRA。
昨シーズンは計5回対戦している勝手知ったる相手ながらも、HIRAは大学生を主体とするチームのため年度が替わると戦力が一変するのが恐ろしいところ。
昨年のイメージで戦いを挑むとまったく違った答えが返ってくる可能性もあり注意が必要。
滋賀FCは、開幕前に多く抱えていた故障者が順調に回復し、戦力的にレベルアップが図られている。
ただ、守備の中心選手の一人であるキャプテンの上田晋也が軽い怪我のためこの試合を欠場。
変わりに木村丈介が先発として入る。 守備はディフェンスラインを統率する谷口を中心にっサイド突破のスペシャリスト奥村と木村という3バック。
ボランチには前川賢司がほぼベストな体調で配置されている。
彼も開幕前に背骨を骨折していたが、脅威の回復力で完治。プレーだけでなく治癒能力も人並みはずれたものを持つ選手だ。
攻撃は岩田を先頭に本間・梅辻が連動してバランスをとる。
ディフェンスに多少の不安があるながらも全体的にバランスがとれてきた布陣で臨む一戦。

■怪我をも克服する脅威の肉体をもつ前川 サッカーに対する姿勢は滋賀FFCで一番

■攻撃意識が非常に高く足元の精度も高い奥村

■一人で状況を打開できるテクニックを持つ西﨑
いままでの2試合、常に先制を許し、さらに不注意から失点を重ねるというパターンがあったので、今日は出足から確実にボールを落ち着かせる試合運びをすることがもとめられた。
キックオフから浮ついた動きは一切なく、ボールキープからしっかり確実に攻めあがる意識を徹底させポゼッションを高める滋賀FC。
中盤の西﨑がHIRAの守備陣をかく乱させひとりで責めあがる活躍。
昨年まで在籍していた攻撃力の高い西畑の代わりとなるには十分な動きを見せた。
(今日の試合、MIOびわこに移籍した西畑も観戦に訪れていた)
キックオフから多彩な攻めでHIRAゴールに襲い掛かり、
エース岩田が大活躍、5分にゴール前でボールを受けてシュート、10分に相手の裏をすり抜けて鋭いシュート、15分にセンタリングをダイレクトボレー、28分には前川の蹴るFKに合わせてボレーと、技術の高さを披露する。
滋賀FCにゆさぶられたHIRAはファウルで対応するのがやっとだったが・・・
32分に、中盤でインターセプトしたHIRAが一気にカウンター、滋賀FCディフェンス陣が体制を整えようと下がった隙をみて21番若松がループシュート。
ボールはGK松岡の頭上を超えゴールネットを揺らした。
またしても先制を許してしまった滋賀FCだが、時間が早かったことと、自分たちのサッカーができていることから取り乱すことなくまずは同点に追いつくべく試合を再開させる。
その直後、34分に左サイドに展開した岩田に中盤からボールが供給される。
岩田にはDF2人がついていたがそれを綺麗にかわし、さらにGKの位置を冷静に見極めてしっかりとゴール右隅に押し込むシュート。
非常に美しい流れで同点においついた。
この時点で雰囲気は完全に滋賀FCのものだったのだが・・・
前半39分にまたしてもカウンターからHIRAにゴールを許してしまう。
これも中盤でボールを奪われ完全に裏をつかれ、DF陣が対応する前にシュートを打たれ1-2。
このまま前半を終了した。
なんとか逆転したい後半。
開始早々に悪夢が襲う。
後半4分、素早く攻めあがるHIRAのFWをDF木村がケアする。
ペナルティエリア内で木村が相手のボールをクリアすべく身体を入れてスライディング。
これで相手が倒れ、ホイッスルが鳴る。 木村にはレッドカード、そしてPKの指示。
“あきらかにボールにいっている”ディフェンスなのに判定はファウルとなってしまった。
猛抗議するGK松岡の言い分も聞かれず木村は退場、そしてPKを与える結果になった。
このPKに対し、怒り心頭の松岡は意地でシュートを跳ね返したがこぼれ球を押し込まれて3得点目。
1-3という2点ビハインドに加え、よろしくない空気が漂うピッチ上。
一気に緊張感が高まった。
木村の穴を埋めるべく、監督はすぐに動いた。
MF本間を下げ、代わりに投入されたのは今季新加入のDF門岩敬太。
この選手はびわ湖成蹊スポーツ大出身で、スピードとフィジカルの高さを備え持つ逸材。
その技術力の高さからJリーグの某クラブからも声がかかったほど。
しかし怪我などがあり、今季はその活躍の場に滋賀FCを選んでくれた。
リハビリが続く中、徐々に調子を取り戻しいよいよこの試合でデビューを飾った。
実戦から遠ざかっていたことと、急な起用のため、ベストな状態ではなかったが、それでも守備意識の高さは際立った。
彼の完全復帰ともなれば滋賀FCの守備力は一気に高まるだろう。

■更なる成長が期待できる門岩敬太
さらに続けて橋爪→土井に選手交代。
守備も攻撃もできるユーティリティプレーヤーの起用で1人減ったチームの穴を埋めにかかる。
その甲斐あって、13分に岩田が1点を返す。サイドからのボールに素早くボレーで打ち返した岩田のゴールは相手DFに当たってゴールネットを揺らした。
その直後にはサイドからゴール前につめていた土井にボールが供給されバックヘッド。惜しくもボールはGKがクリアしたがさらに攻め続けるイメージを持たせるには十分だった。
後半も中盤にはいるとMF保田のスタミナ切れが目立ってくる。彼は昨年まではスーパーサブとして起用されることが多かったが今季からスタメンフル出場にコンバートされ、監督の鬼のような指導のもと脅威のスタミナを身につけてきた。
しかしこの試合では後半からスタミナ切れと、過度に攻撃意識を持ってしまったが故に守備能力が低下しインターセプトされる場面が目立った。
保田の魅力はかつての梅辻のような中盤からの勢いある攻撃力だったが、今日の試合に限ってはそれがマイナスポイントになってしまった。
その保田のミスから相手にボールが渡り、一気にカウンターを食らう。
後半20分、HIRA原ノ園が完全にフリーになりそのままゴールを決められてしまう。
2-4。またしても2点差に広がった。
しかし試合の主導権は滋賀FCにあり、HIRAは自分たちでボールをキープするということが出来ない。
それに乗じて滋賀FCはリスクを犯して前がかりになる。
後半24分に梅辻に代えて長身の前田を投入。
キレのある岩田と高さの前田、それに西﨑の中央突破、土井・奥村のサイドアタックというすべての方向から攻撃がしかけられる攻撃スタイルでHIRAに襲い掛かる。
HIRAはファウルの応酬でとめるのがやっと。
しかしこの試合、もうひとつの刺客が審判団だった。
冷静さと統一感のないジャッジが滋賀FCを苦しめる。 試合展開だけでなく、選手の身体そのものを守れないジャッジは審判の性質を疑わざるを得ない。
また主審・ラインズマンとも試合を見ていない場面も多々あり、不信感は募るばかり。
後半28分、畳み掛けるような攻撃から得たコーナーキック。
左サイドからコーナーをファーサイドにつめていた谷口がここしかないという判断力と正確なキックでボレーシュートを決め3-4。
あと1点というところまで追いつく。
その後も34分に西﨑のミドルループシュートなど見所は満載だったものの、徐々にHIRAが守備固めにはいり、攻めにくくなる。
最後まで責めの意識を崩さなかった滋賀FCだが、無常にも終了のホイッスルが吹かれ3-4で試合終了。
非常に悔しい結果となってしまった。
試合後は、まるでトーナメント戦に敗れたかのようにピッチに崩れ落ちる選手たち。
監督は審判団に抗議するなど、熾烈な試合を象徴する光景が見られた。

■守備意識を高めた土井も光り輝くドリブル(通称「テツドリ」)は健在
しかし今日の試合、選手には非がなく自分のできる最大限のプレーを見せてくれたことを評価したい。
試合後、うなだれ下を向く選手たちをサポーターは笑顔で出迎え、次の試合に目を向けるよう声援を送った。
滋賀ステージ3連勝で関西の大海原に出るという目標ははかなくついえたけれども、この試合は3連勝に匹敵するものだったので悲観はしない。
次に滋賀FCが滋賀県内で試合をするのは6/7のびわこ成蹊大でのルネス戦、そしてビッグレイクでの試合は6/29のエルマーノ戦までないが、素晴らしい戦績を土産に滋賀に凱旋してくれることを信じて疑わない。
**************************************************************
個人的なことになりますが、この試合が私Ma-ny。の、
「滋賀県在住滋賀県民」としてサポートできる最後の試合となりました。
結果は残念でしたが、いいサッカーを見せてくれた選手たちには本当に感謝しています。
試合後、思いもしないサプライズで選手・スタッフのみなさんがサポーター席に寄ってきていただき、激励の言葉をいただきました。
さらに、個人的に気に入っている土井選手より、昨年まで着用していたユニフォームを、それも選手のメッセージ入りでいただきました。
思ってもいない出来事だったので思わず感極まってしまいましたが、その気持ちがとてもうれしかったです。

かつて私がJリーグ某クラブのサポーターをしていた頃に、サポーターのリーダーだった方から言われた言葉があります。
「サポーターというものは見返りを求めてはいけない」
唯一、見返りとしてもらってもいいものは「チームの勝利」という戦利品だけだと。。。
以来、常にこの言葉をバイブルとしてサポーター人生を送ってきました。
滋賀FCに関わるようになり、よりサポーターと選手が身近になりましたが、適度な距離感だけは保ちながらお互いが成長できるようにと活動してきました。
今回、こういった「形」をいただくというのは自分の理念には反するのかもしれませんが、ユニフォームに書かれた言葉、選手の気持ちをいただくということで受け取らせていただきます。
また、これは私Ma-ny。にではく、滋賀FCを応援するすべてのサポーター、関係者にいただいたものだと思いますので、大事に保管させていただきます。
今いちばん無念に思うのは、今までどおりのサポートができないこと、練習見学やTM見学はほぼできなくなることです。
具体的な行動でサポーターであることを示せなくなるこれからは、精神面でどこまでクラブを支えられるかというサポーターの本質に関わる部分が主となるとおもいますので、いろいろなジレンマに屈することなく滋賀FCを愛し続けたいと思います。
このような場をおかりしてではありますが、
滋賀FC選手・スタッフのみなさま、一緒に応援してくださったサポーターのみなさま、このブログを通じて滋賀FCに注目してくださったすべての皆様にお礼申し上げます。
これからはみなさんが主となって滋賀FCを盛り上げてください。
もちろん、私も一生滋賀FCサポーターであり続けますし、可能な限り試合会場には駆けつけます。
数年後、私が滋賀県に帰ってきたとき、滋賀FCがもっと上のカテゴリーで活躍し、滋賀FCを支える環境も整い、そして今活躍している選手たちがさらに成長して上のカテゴリーでも主力として活躍していてくれることを願います。
Posted by Ma-ny。 at 17:15│Comments(0)