2008年08月09日

天皇杯滋賀県予選 準々決勝は・・・

天皇杯滋賀県予選 1回戦

  『野洲高校 3-0 守山侍2000』

1回戦第一試合は 高校代表野洲高校が社会人代表の守山侍2000を圧倒。
快勝で2回戦進出を決めた。

2回戦(準々決勝)の対戦は 滋賀FC vs 野洲高校 となる。
滋賀FCにとっては公式戦で初の野洲高校との対戦。
人気実力ともに日本トップクラスのチーム相手にどこまで自分たちのサッカーを貫けるかが勝負の鍵となる。



1回戦、立ち上がりから素早いパス回しでボールを支配したのは野洲高校。
インターハイの疲れも見せず、トップ地チーム(Aチーム)で望んだ野洲は、注目の潮入、坂本のコンビネーションが冴える。
深いラインで小刻みなパスをつなぎ、チャンスとみるや前線に一気に攻め上がる。
さらに野洲高校の隠れた才能を図るに十分なプレーが続出。
パスは小刻みなものから、一気にサイドチェンジをしかけるなど、足元の技術だけでなく、流れるプレーの中でも広い視野を持っていることを示している。
また、パス重視のチームにあって、サイドハーフの松永のオーバーラップが光る。
緩急つけたボール回しとピッチを広く使う戦術は相手に大きな負担をかけるため消耗戦となっても弱点が露呈しにくい。

対する守山侍は、社会人リーグトップクラスの実力派。
細かくつなぐ野洲高に対し、チャンスをみてロングフィードを多用することで事態の打開をはかる。
前半は好対照な試合展開ながらも締まった内容で見所十分。
ただ、やはりつなぐサッカーが完成している野洲が一歩も二歩も上手だた。
上田のGKの死角を突くシュートで先制すると、続けて松永が距離のある位置からロングシュート。
2得点をあげる。その後30分に坂本が鋭く攻め上がりシュートするも惜しくもゴールネットを揺らすことは出来ず。前半2-0で折り返し。

後半は、お互いスタミナを気にしたスローペースな試合展開。前半とは打って変わってゆっくりと試合が進む。
この大会、野洲高校が試合していることもあるのだろうが、前後半それぞれで20分過ぎに給水タイムが設けられている。
この給水タイムが試合を分断させ、ムードをいっぺんさせてしまうことに注意しなければならない。(25分×4本というようなイメージ)
実際、後半はこの給水タイムを機に一気に展開がかわり、守山侍がパワープレーに出る。
サイドを掌握し、何度もセンタリングを上げゴールチャンスを演出する。
しかし野洲の意地のディフェンスと、GK横江の目を見張る俊敏な反応で守山侍のシュートをすべて跳ね返す。
この試合、両チームゴールキーパーの働きが大きく、守山侍はコーチン具の上手い木屋尾も野洲の素早いシュートを何度もセーブした。

後半30分以降続く守山侍のパワープレーも実を結ばず、代わりにカウンターから野洲の梅村が試合を決める3点目。
ロスタイムは野洲が流してタイムアップ。
後半に関してはスコアほどのレベル差はなかったものの、試合運びの上手い野洲が勝負を制した。

これで、明日の対決が「滋賀FC vs 野洲高校」という夢のカードとなった。
野洲は今日の試合、後半に疲れが見え運動量が落ちたが、高校生の調整能力は想像を絶するものがあるので、明日の試合も今日とほぼ同じベストメンバーで臨むものと思われる。

相手にボールを持たせない野洲のプレーが花開いたとき、滋賀FCがどこまでポゼッションを高められるかが問題。
特に滋賀FC「橋爪」と野洲高「松永」のマッチアップは最大の注目となる。



見て損はしない好ゲームを、ぜひあなたの目にも焼き付けてください。

 天皇杯滋賀県予選 準々決勝
  『滋賀FC vs 野洲高校』
   8月10日(日) 15:00キックオフ ビッグレイクBコート




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『野洲・山本イズム vs 滋賀・衛藤魂』のぶつかり合いをお見逃しなく!



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