2009年05月09日

関西リーグ(D1) 滋賀FC-ASラランジャ京都

■関西リーグ(D1) 第5節
 『滋賀FC 1-10 ASラランジャ京都』 
  2009.5.9(Sat) 11:45- 水口スポーツの森


関西リーグ(D1) 滋賀FC-ASラランジャ京都

開始わずか30秒での、ミスによる失点を皮切りに、組織サッカーを組立ようとする滋賀FC。
しかし慎重に手間暇かけるサッカーが波に乗る間もなく、ラランジャのシンプルなカウンター戦術が効果を発揮し追加点。
なんとか耐えつつ何度も修正を試みる滋賀FCの意図をあざ笑うかのようなラランジャの攻撃で前半だけで0-4。

後半も、出だしからリズムを変えようとポゼッションを上げる滋賀FCだが、またしても裏を突かれてラランジャに追加点。
そしていつしか、滋賀FCは組織崩壊を起こした。
攻撃に意識をおくことでディフェンスがおろそかになり、そこを突かれて失点を積み重ねられ、さらに組織崩壊を起こす。
この負の連鎖はもう修正などという言葉を寄せ付けないほどにまで強固なものになっていた。
ピッチ上の選手もベンチの指揮系統ももがき苦しんだが、この事態を打開するのは唯一試合終了のホイッスルを待つことだけだった。


 結果、 1-10の屈辱的大敗。


サポーターもただただ見守るだけでは我慢ならず、後半の45分間を一瞬足り地も絶やさず歌を歌い続けた。
数多く駆けつけてくださった観客のみなさんも最後までその場を離れずピッチに思いを置くって下さった。
できる限りの戦術変更と、できる限りの選手交代と、できる限りのコミュニケーションを尽くしてもどうすることもできなかった負の連鎖。

ただ、この成績は批難には一切値しない。
一歩でも前へ進もうと走り続けた攻撃陣、
バランスを崩すまいと全体へくまなく視線を送った中盤、
数少ない駒の中で最後のひと踏ん張りをした守備陣、
何もしなければもっと失点していたところを維持で立ちはだかったゴールキーパー。
誰一人として最後の1秒まで諦めていなかったし、その思いが観客席までしっかり届いていた。


「勉強」というにはあまりにも重すぎる10失点だが、この10失点は絶対無駄にはならないはず。
若い滋賀FCには挽回のチャンスがいくつも用意されている。
そのチャンスを一つ残らず自分のものにしていくことをサポーターは期待せずにはいられない。


もう1週間後には次の戦いが待っている。
アウェイで大学生相手に戦うというのは難関であるし、3年前に理不尽な思いを突き付けられた阪南大への雪辱を晴らさなければならない、意味のある一戦。
さらに、今日の大敗からの脱却を果たすための最も大切な一戦になる。


私達はただただ、熱い気持ちを送り届けるだけ。


関西リーグ(D1) 滋賀FC-ASラランジャ京都

次節案内
■関西リーグ(D1) 第6節
 『滋賀FC - 阪南大クラブ』
  2009.5.17(Sun) 15:00キックオフ
   大阪府松原市 阪南大学高見の里グランド


                  


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