2009年05月17日
関西リーグ(D1)第6節 滋賀FC-阪南大クラブ
■2009関西リーグ(D1)第6節
『滋賀FC 1-1 阪南大クラブ』
2009.5.17(Sat) 15:00- 阪南大高見の里G
得点:奥田
前節の屈辱的大敗から1週間。
サポーターはもちろん、選手も完全に気持ちを切り替えて阪南大にターゲットを絞り準備万端。
敵地阪南大に乗り込んでのアウェイの戦い、さらに雨という悪条件でのゲームながら試合前から気迫はしっかりと伝っていた。
また、いまさら蒸し返す気もないが、やはり滋賀FCにとって忘れることのできないあの試合の思いを払拭するためにも今日の試合には勝利する必要があり、気持ちはさらに高ぶる。

スターティングメンバーは前節の試合内容を踏まえてディフェンスラインに変更を加え、中川を右サイドバックに配置。
本来はトップ下を得意とする中川だが経験値が高くまた技術力もずば抜けているので守備もしっかりとこなしてくれる。
変わって保田が中盤に移り昨年まで得意としていたポジションに戻る。
そしてゴールキーパーには、初出場となる遠藤大輔が就く。
昨年途中からチームに合流していた遠藤は、滋賀FC創設時から2年間(2005-2006)スーパーサブとして活躍した守備要員、遠藤和夫選手の弟。
若いながらも明るい性格でチームのムードを盛り上げるキープレーヤーが満を持してスタメン出場。

キックオフからの数分間、滋賀FCは落ち着きながらも激しくボールを奪い素早く攻め上がるという理想的な攻撃を披露し一気にゲームを支配する。
阪南大の動きが悪く、ポゼッションが低いことを利用し、中盤でボールを奪ってサイドから攻め上がり梅辻・岩田にボールを集める滋賀FCらしい攻撃が繰り広げられる。
しかしシュート数は多くなく、あと一歩を攻めあぐねる。
試合が進むにつれ、動きの遅い阪南大に釣られ滋賀FCも動きが緩慢になり低いレベルでの均衡した試合になってしまう。
そうなると阪南大も攻めの意識が芽生え滋賀陣内に攻め込むシーンが多くなる。
滋賀FCにとってはやはりディフェンスの組織の弱さがウィークポイントで受け身になるとチームバランスが崩れてしい、それをカバーするために全体的に下がり目になる。
全員守備で阪南大の攻撃を防ぐものの、前半30分頃(?)、ゴール前で守備を固めていた滋賀FCを知り目に、一段下がってポジショニングしていた阪南大FW寺本が豪快なミドルシュートを放つ。
シュートは程よい高さと勢いを保ったまま滋賀FCのゴールネットを突きさしまさかの阪南大先制となる。

先制を許した滋賀FCだが、ここで目が覚めたか試合中にゲームの修正をはかり徐々に滋賀らしいサッカーが復活する。
目立ったのはGK遠藤・DF中川・キャプテン前川を中心とした言葉のコミュニケーション。
積極的に声を出しチームとしての形を崩さぬよう心がけるその姿は明らかに前節の教訓となっていた。
ピッチ内はもちろん、控えに回った名倉や監督も盛んに声を出していて“活きのいい”チームとなっていた。

0-1で折り返した滋賀FC。
後半はさらにチームプレーが進化。
終始攻めの姿勢を崩さず西崎・前川・奥田の黄金の中盤が様々なパターンで前へと突き進む。
中でも今シーズンかなり調子のいい奥田が今日もキレのあるプレーをみせた。
エース岩田が阪南大のマンマークにあい思うように走れない状況で、前半の失点と同じような流れで奥田のグラウンダーのミドルシュートが決まり1-1の同点。
続いて保田→武藤のメンバーチェンジで守備の強化と西崎をさらに動けるポジションにコンバート。
さらに攻め続け、奥田の惜しいシュート(先のゴールと同じようなミドルシュート)があったりと追加点の予感が漂う。
しかし時間が進むにつれ、阪南大の激しいラフプレーが目立つようになり滋賀FC選手が幾度となくファウルを受ける場面が目立つ。
そして接触プレーから岩田が足を痛めるトラブルが発生。
様子を見ていた前川がベンチに「×」を示すも、意地でピッチに戻る岩田。ゴールへの執念を感じる場面だった。
残り時間が少なくなり、梅辻→北口に交代し北口が阪南大DFをかき乱す。
やはり足の状態がよくなかった岩田を下げ岡谷を投入し、攻撃重視で勝ち越しを狙う滋賀FC。
怒涛の攻めの隙を練って阪南大にカウンターを食らう場面も2度3度とあったものの、滋賀FCの闘志が勝り優位に試合を進める。
しかし無常にタイムアップの笛が吹かれ1-1。
これまで勝ち点0の阪南大に勝ち点1を与えることになってしまったが、しかし滋賀FCもしっかりと勝ち点1を獲得した。
勝てなかったという事実はあるものの、前半の悪いスパイラルに陥った時間帯があったというものの、しかし総じて滋賀FCらしい試合ができ、気持ちが伝わるプレーを見せてくれたことの意味は大きい。
若いチームのためメンタルに弱い部分が多々あるものの、吸収力も無限大の滋賀FC。
この数週間で間違いなく成長してきている。

関西リーグ前期日程は残すところ1試合。
第6節終了時点の順位は、
1. ラランジャ京都 勝点15 得失+17
2. バンディオンセ 勝点12 得失+6
3. 三洋電機洲本 勝点12 得失+4
4. アイン食品 勝点12 得失+3
5. 滋賀FC 勝点7 得失-10
6. 京都バンブ 勝点6 得失-5
7. BSC HIRA 勝点6 得失-9
8. 阪南大 勝点1 得失-6
現時点で全国社会人サッカー選手権の関西予選出場可能は5位以内につけた。
今日の勝ち点1が非常に大きな意味を占めることは明らかで、この結果を大事にしないといけない。
次節、前期日程最終節の対戦相手は三洋電機洲本サッカー部。
今節はバンディオンセを1-0で下すなどその強さは全クラブが認めるところ。
昨年は全社予選で三洋洲本に大勝した滋賀FCだが、その実績は何の参考にもならないほど、今期の両チームの戦力差は変わってきている。
阪南大戦のイメージを保ちながら、初対戦の気持ちで三洋電機に勝ってほしい。
すべては全社出場のために!!
その言葉を合言葉に滋賀FCサポーターは戦っているので、次の大事な試合を全力で応援します。

『滋賀FC 1-1 阪南大クラブ』
2009.5.17(Sat) 15:00- 阪南大高見の里G
得点:奥田
前節の屈辱的大敗から1週間。
サポーターはもちろん、選手も完全に気持ちを切り替えて阪南大にターゲットを絞り準備万端。
敵地阪南大に乗り込んでのアウェイの戦い、さらに雨という悪条件でのゲームながら試合前から気迫はしっかりと伝っていた。
また、いまさら蒸し返す気もないが、やはり滋賀FCにとって忘れることのできないあの試合の思いを払拭するためにも今日の試合には勝利する必要があり、気持ちはさらに高ぶる。

スターティングメンバーは前節の試合内容を踏まえてディフェンスラインに変更を加え、中川を右サイドバックに配置。
本来はトップ下を得意とする中川だが経験値が高くまた技術力もずば抜けているので守備もしっかりとこなしてくれる。
変わって保田が中盤に移り昨年まで得意としていたポジションに戻る。
そしてゴールキーパーには、初出場となる遠藤大輔が就く。
昨年途中からチームに合流していた遠藤は、滋賀FC創設時から2年間(2005-2006)スーパーサブとして活躍した守備要員、遠藤和夫選手の弟。
若いながらも明るい性格でチームのムードを盛り上げるキープレーヤーが満を持してスタメン出場。

キックオフからの数分間、滋賀FCは落ち着きながらも激しくボールを奪い素早く攻め上がるという理想的な攻撃を披露し一気にゲームを支配する。
阪南大の動きが悪く、ポゼッションが低いことを利用し、中盤でボールを奪ってサイドから攻め上がり梅辻・岩田にボールを集める滋賀FCらしい攻撃が繰り広げられる。
しかしシュート数は多くなく、あと一歩を攻めあぐねる。
試合が進むにつれ、動きの遅い阪南大に釣られ滋賀FCも動きが緩慢になり低いレベルでの均衡した試合になってしまう。
そうなると阪南大も攻めの意識が芽生え滋賀陣内に攻め込むシーンが多くなる。
滋賀FCにとってはやはりディフェンスの組織の弱さがウィークポイントで受け身になるとチームバランスが崩れてしい、それをカバーするために全体的に下がり目になる。
全員守備で阪南大の攻撃を防ぐものの、前半30分頃(?)、ゴール前で守備を固めていた滋賀FCを知り目に、一段下がってポジショニングしていた阪南大FW寺本が豪快なミドルシュートを放つ。
シュートは程よい高さと勢いを保ったまま滋賀FCのゴールネットを突きさしまさかの阪南大先制となる。

先制を許した滋賀FCだが、ここで目が覚めたか試合中にゲームの修正をはかり徐々に滋賀らしいサッカーが復活する。
目立ったのはGK遠藤・DF中川・キャプテン前川を中心とした言葉のコミュニケーション。
積極的に声を出しチームとしての形を崩さぬよう心がけるその姿は明らかに前節の教訓となっていた。
ピッチ内はもちろん、控えに回った名倉や監督も盛んに声を出していて“活きのいい”チームとなっていた。

0-1で折り返した滋賀FC。
後半はさらにチームプレーが進化。
終始攻めの姿勢を崩さず西崎・前川・奥田の黄金の中盤が様々なパターンで前へと突き進む。
中でも今シーズンかなり調子のいい奥田が今日もキレのあるプレーをみせた。
エース岩田が阪南大のマンマークにあい思うように走れない状況で、前半の失点と同じような流れで奥田のグラウンダーのミドルシュートが決まり1-1の同点。
続いて保田→武藤のメンバーチェンジで守備の強化と西崎をさらに動けるポジションにコンバート。
さらに攻め続け、奥田の惜しいシュート(先のゴールと同じようなミドルシュート)があったりと追加点の予感が漂う。
しかし時間が進むにつれ、阪南大の激しいラフプレーが目立つようになり滋賀FC選手が幾度となくファウルを受ける場面が目立つ。
そして接触プレーから岩田が足を痛めるトラブルが発生。
様子を見ていた前川がベンチに「×」を示すも、意地でピッチに戻る岩田。ゴールへの執念を感じる場面だった。
残り時間が少なくなり、梅辻→北口に交代し北口が阪南大DFをかき乱す。
やはり足の状態がよくなかった岩田を下げ岡谷を投入し、攻撃重視で勝ち越しを狙う滋賀FC。
怒涛の攻めの隙を練って阪南大にカウンターを食らう場面も2度3度とあったものの、滋賀FCの闘志が勝り優位に試合を進める。
しかし無常にタイムアップの笛が吹かれ1-1。
これまで勝ち点0の阪南大に勝ち点1を与えることになってしまったが、しかし滋賀FCもしっかりと勝ち点1を獲得した。
勝てなかったという事実はあるものの、前半の悪いスパイラルに陥った時間帯があったというものの、しかし総じて滋賀FCらしい試合ができ、気持ちが伝わるプレーを見せてくれたことの意味は大きい。
若いチームのためメンタルに弱い部分が多々あるものの、吸収力も無限大の滋賀FC。
この数週間で間違いなく成長してきている。

関西リーグ前期日程は残すところ1試合。
第6節終了時点の順位は、
1. ラランジャ京都 勝点15 得失+17
2. バンディオンセ 勝点12 得失+6
3. 三洋電機洲本 勝点12 得失+4
4. アイン食品 勝点12 得失+3
5. 滋賀FC 勝点7 得失-10
6. 京都バンブ 勝点6 得失-5
7. BSC HIRA 勝点6 得失-9
8. 阪南大 勝点1 得失-6
現時点で全国社会人サッカー選手権の関西予選出場可能は5位以内につけた。
今日の勝ち点1が非常に大きな意味を占めることは明らかで、この結果を大事にしないといけない。
次節、前期日程最終節の対戦相手は三洋電機洲本サッカー部。
今節はバンディオンセを1-0で下すなどその強さは全クラブが認めるところ。
昨年は全社予選で三洋洲本に大勝した滋賀FCだが、その実績は何の参考にもならないほど、今期の両チームの戦力差は変わってきている。
阪南大戦のイメージを保ちながら、初対戦の気持ちで三洋電機に勝ってほしい。
すべては全社出場のために!!
その言葉を合言葉に滋賀FCサポーターは戦っているので、次の大事な試合を全力で応援します。

Posted by Ma-ny。 at 23:52│Comments(0)